続きものです。
高知ユナイテッドSCのスポンサー募集成功事例を学び、
そこで出てきた高知ユナイテッドSC及び
高知ファイティングドッグスの分析をするって話です。
高知ユナイテッドSCのスポンサーメリット分析はコチラ。
同じペースで高知ファイティングドッグスもパク…見ていきましょう。
ポイント1:スポンサー向け企画書が公開中!!
トップページのメニューにある「応援・支援」から
「スポンサーメニュー」をクリックするとPDFファイルが閲覧できます。
このファイルは高知ファイティングドッグスのスポンサー向け企画書で、
戦績や観客数、スポンサー収入やファンクラブ会員数まで出ています。
また、資料を読みすすめるとスポンサー向けプランがいっぱい!
コレはスポンサーメリットの非常によい参考資料になります。
※ちゃんと自分でURLをクリックし、自分の目で確かめてください。
真似するなら…
サンプリングうちわは、暑い日なら最強でしょう。
また、イベント単位の冠協賛などは、
イベントごとにエントリー名が変更できる競技などであれば
「次回のイベントで御社の名前を入れます」という事が可能です。
モータースポーツをはじめ「公式競技」は中長期で記録が残り、
オンラインで公開されるのでその説明もしましょう。
また、スタッフTシャツやトレーナーユニフォームもポイントです。
サポートする方が居たり、例えば自分が練習の際に
身につけるウェアなどがあればそれも使えます。
私がサポートした例では「普段乗るクルマ」にステッカーを貼りました。
年間の走行距離や行動エリア、行く店舗情報を伝え、
スポンサーさんにメリットを感じて頂け実現した次第です。
唯一いただけないのが未だに2018版であること。
「今年はやってないのかな?」と思われてしまいますし、
やはり「ちゃんと活動してるのか?」と不安になる方もいるでしょう。
自前WEBを作る際や動画、SNSでも注意したいポイントです。
ポイント2:クラウドファンディング&基金
高知ユナイテッドSCもやっていたクラウドファンディングです。
また「ワンだふる基金」というのも展開しております。
高知ユナイテッドSCもそうですが法人の大口ばかりではなく、
個人から小口のお金を支援頂くという仕組みが増えています。
クラウドファンディングもそうですし、上記のようなECサイトなど、
「支援しやすくなった」のもポイントでしょう。
真似するなら…
高知ユナイテッドSCと同様「クラウドファンディング」の真似でしょう。
また、今回の高知ファイティングドッグスさんは
スポチュニティというスポーツ特化型のサービスを利用しています。
人気のサービスはユーザー数(支援者)が多い一方で、
どうしても「新しい商品が欲しい」とか「子供を支援したい」など、
ニーズの合わない方が増えてしまう傾向にもあります。
上記のような「特化」だとニーズもマッチしやすくなりますし、
これから支援を考える方にも「コチラを通じて…」と案内しやすいので、
外部サービスの導入も検討してよいかと思います。
ポイント3:スポンサーとパートナー
高知ファイティングドッグスはスポンサーと、
オフィシャルパートナーという分類があります。
上記はスポンサーで、おそらくポイント1で紹介した資料に合わせて
広告費を払っており、オフィシャルパートナーは別の料金プランで、
こちらは「ファンクラブ」的な役割を担っているようです。
高知ファイティングドッグスオフィシャルパートナーの皆さま
https://www.fighting-dogs.jp/partners
後ほど説明しますが、このパートナーがよく出来ています。
真似するなら…
高知ユナイテッドSC同様、ファンクラブの導入でしょうね。
オンラインサロンを活用するのも一つでしょう。
何かしら「個人」が「お小遣い程度」で支援できること、
またその支援が「役立ってる」を感じられるのがポイントでしょう。
ポイント4:ECでのパートナー募集&権利購入
オフィシャルパートナーのページで「入会はこちら」をクリックすると
公式グッズのショップに移動し、上記の会員権が出てきます。
この「気軽に購入できる感じ」はやはりポイントでしょう。
例えばメールアドレスを設置しているだけだと…
- 会員/スポンサー募集ページを見る
- メールアドレス(コンタクトフォーム)へ連絡
- 返信を待つ
- 返信内容に合わせて銀行振り込み(カード決済?)
- 決済確認を待つ
- 決済確認後、グッズなど特典を待つ
- 特典が届く
となります。これが「毎年」発生します。
また支援を受ける側も「1000円入ったかな?」のために
メールを返信したり、銀行振込確認が必要です。
これがネットショップ、決済サービス付きだと。。。
- 会員/スポンサー募集ページを見る
- ECサイトへ移動
- 商品を選んで、決済
- 決済情報等を入力
- メールで決済完了案内が届く
- 特典が届く
もちろん、特典が届くまでの時間はあります。
ただ「振り込みました~」と連絡して返事をまつ必要はありませんし、
ECサイトのシステムによっては自動で購入の御礼と
決済が確認できた旨をメールで通知してくれます。
更に、ちゃんとしたサービスなら「発送伝票」までできるので、
例えばグッズを送る際にも「送り忘れ」や「手間」が減ります。
支援する人も、支援を受ける人も嬉しい仕組みなんですね。
真似するなら…
まずはファンクラブの立ち上げからになるでしょう。
そもそも「ファンクラブに入るメリット」があってこそ、です。
そこから、以下に「自動的に集金・決済するか」だと思います。
メールで問い合わせをもらって、返信して、
なおかつ入金確認して…は手間もかかるし、時間もかかります。
なおかつ「確認漏れ」「発送漏れ」は大きな問題です。
支援を受ける側からしたら「支援してくれる人の一人」ですが、
支援する側からしたらチームやアスリートは唯一無二です。
決済確認漏れ、発送漏れ、返信漏れはそれだけで信頼に繋がりますし、
せっかく「お金を出そう」「支援しよう」というファンが
「なんか嫌な思いした」となるのは大きな問題です。
ですから少し手数料を払っても「外部システム」が良いでしょう。
ショップが出来たらスポンサーさんと交渉して
グッズの販売(オリジナル、市販どちらでも)も出来ますし、
スポンサーさんに対し「オリジナルショップあります!」とも言えます。
もちろん商品がないと寂しいので、せめてファンクラブぐらいほしいですが…
ネットショップとスポンサード専用サービスの違い
ネットショップ作ろうかな~って思った方に注意が一つ。
一般的なネットショップは「商品を一回買う」が前提です。
例えば上記では「年間の会員権」を売っていますが、
おそらく別で「会員の個人情報」を管理しています。
そうでないと昨年で会員契約が切れた方に今年も情報を送ったり、
逆に2-3年分を事前にもらったのにグッズを送り忘れたりします。
最近はオンラインサロンのように「毎月支払い」といった形や、
ネットショップでも「継続購入」を前提にしたものがあります。
また、アスリートなどが「スポンサー」を募集し、
金銭的支援を受けるためのプラットフォームや、
ファンクラブ用のサービスもありますので、
自分が行うサービスや使い勝手を考えて選んでみてください。
ただただ「無料だから」「人が使ってた」だけで選ぶと
あとあと作業の手間が増えたり、トラブルの原因にもなります。
やっぱり他社・チームは情報の宝箱!
先の高知ユナイテッドSCのときも言いましたが、
やはり他社の活動を調べるのはいいですね。
様々なアイディアが貰えます。
是非、みなさんも「他人の活動」を気にしてみてください。
以上、【分析・事例】高知ファイティングドッグスのスポンサーメリットを調査
という記事でした。カツオ食べよう。