今日は、ふとおもった事を書きます。
なにかと話題のふるさと納税、6月1日から方針が変わり、
Amazonギフト券を配布しお金をかき集めていた泉佐野市が
早速動き出しています。
ふるさと納税で不服申し出 泉佐野市長「権力の乱用」
賛否はありますが、私として思うのは
・集まった税金はまともなことに使われず、市民に恩恵はないだろう
・中長期でみて、市の魅力は低下する一方で人がいなくなる
ぐらいでしょうか。今回はその「市の魅力」に関するものです。
ふるさと納税は「地方」を愛するきっかけ
もともとふるさと納税とは、出身地だったり人はいないけど魅力的な
地方に税金の流れを起こすために作られた仕組みです。
返礼品を地元産にすることで「試食」の機会をあたえると共に、
その試食から「ファン」が出来たら通販だったり訪問に繋がり、
やがては町の収入が増えていくよねって話です。
ただ、もともとの地域差もあり税収はやはり偏り、
その偏りを解決する策が「脱税の手助け」なんて言われるほどの、
高額な返礼品を用意した5月までのふるさと納税でした。
正直、これでは「地方を愛する」なんて無理でしょうね。
泉佐野市のケースで言えば「Amazon」となんの関係もありませんし、
Amazon好きな人が泉佐野市に行くわけもありません。
一方、まじめに地元のものを出していた地方では、
少なからず「地域の物が話題になった」とか「人が来た」となり、
今後も少しずつですが、地道にファンが増えてくることでしょう。
ただ、競争が激しい昨今ではやはり「インパクトあるもの」が必要です。
例えば他に無いものをだしたり、断然お得だったり。
それ以外には「ファンがいるもの」もありだと思います。
例えば「神戸牛」とか「夕張メロン」とかですよね。
では、結局「有名なもの」に人が集まってしまう…
そこで考えたのが「アスリート」に紐付いたふるさと納税です。
ふるさと納税でアスリートを強くする
現段階のふるさと納税に関する規定を100%理解してるわけではないので
もし「法律的に無理」なことだったらご了承ください。
ふるさと納税で地元アスリートの活動式を集めたらいいと思います。
例えば全国大会で優勝した選手が居たら、その人が世界大会に行く費用とか、
全国3位など成績がでており、翌年の1位を目指すための
練習資金や費用を捻出するのだってありかもしれません。
タレントさんが特にですが、出身地ってのは話題になります。
また、アスリートは有名になるまで非常に資金繰りで苦労します。
ですから「ふるさと納税」を受けてしまうのは一つじゃないでしょうか。
選手個人としての知名度はなくとも、競技人口が多かったり、
例えばサッカーやラグビーのようにW杯などで競技の知名度が上がれば、
少なからず「寄付」のために市区町村の名前が通るはずです。
また、短期的なものではなく中長期での支援も望めますので、
市区町村にとっても「安定したふるさと納税」が期待出来ます。
アスリートにしても市が宣伝することで、自分自信でやるよりも
より多くの人に知ってもらうことが出来ますし、応援してもらえます。
で、いつか競技で成功を収めたら地元の名前が広まり、恩返しになるわけです。
スポンサー企業の返礼品や、施設の体験
直接の支援が法律上認められない場合、スポンサー企業があります。
地元の企業が一定のスポンサードをし、その企業の商品を返礼品に出す。
返礼品のページにはしっかり「◯◯選手を応援してます!」と。
アスリートの肖像権が必要ですが、スポンサー契約にはたいてい含まれます。
また「アスリートのスポンサー」なら、例えば競技用品を作っていなくても、
はたまた競技中に使用していなくても問題ありません。
全ては「アスリートを応援したい」のためでありますし、
万が一スポンサー契約を解除したら、それは対外的にもわかるわけですから、
その時点から「アスリートのための納税(返礼品購入)」はなくなります。
他にも6月1日から増えているのが「体験」です。
体験は認められているので、例えばアスリートの出身校めぐりだったり、
同じ施設やコーチを利用しての「練習」を提供するのもありでしょう。
先の泉佐野市だと、FC大阪の城森選手や
読売ジャイアンツの三木均選手が出身ということです。
そう、探せばでてくるんですよね。
ましてや「サッカー選手」や「野球選手」の名前が使えるんです。
少なからず当人のファンは気になりますし、例えば近隣住んでいる方で、
当該スポーツの練習が受けられるなら…っていう寄付も考えられます。
もし、当人が当日来てくれるならなおさら良いですよね。
アスリートのセカンドキャリアが話題になったりしますが、
地元に「教える機会」ができれば一番でしょう。
初回こそ「ふるさと納税」でも、内容次第では継続もありえますし、
納税額に合わせて「年◯回」と回数を増やせば良いんです。
以上、ふるさと納税を使ったアスリートの支援でした。
なお、現状でも「ガバメントクラウドファンディング」という仕組みがあり、
地元の野球チームや音楽団体などを支援したりしています。
ガバメントクラウドファンディング 過去実績/ふるさとチョイス
【北海道胆振東部地震】崩壊した野球場を復旧し、子どもたちに野球をする場所と笑顔、日常を届けたい! (500万円の予算達成)
これが、もっともっと浸透してくれるといいですよね。
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