今日は、ふとおもった事を書きます。
なにかと話題のふるさと納税、6月1日から方針が変わり、
Amazonギフト券を配布しお金をかき集めていた泉佐野市が
早速動き出しています。
ふるさと納税で不服申し出 泉佐野市長「権力の乱用」
https://www.sankei.com/politics/news/190604/plt1906040019-n1.html
賛否はありますが、私として思うのは
・集まった税金はまともなことに使われず、市民に恩恵はないだろう
・中長期でみて、市の魅力は低下する一方で人がいなくなる
ぐらいでしょうか。今回はその「市の魅力」に関するものです。
ふるさと納税は「地方」を愛するきっかけ
もともとふるさと納税とは、出身地だったり人はいないけど魅力的な
地方に税金の流れを起こすために作られた仕組みです。
返礼品を地元産にすることで「試食」の機会をあたえると共に、
その試食から「ファン」が出来たら通販だったり訪問に繋がり、
やがては町の収入が増えていくよねって話です。
ただ、もともとの地域差もあり税収はやはり偏り、
その偏りを解決する策が「脱税の手助け」なんて言われるほどの、
高額な返礼品を用意した5月までのふるさと納税でした。
正直、これでは「地方を愛する」なんて無理でしょうね。
泉佐野市のケースで言えば「Amazon」となんの関係もありませんし、
Amazon好きな人が泉佐野市に行くわけもありません。
一方、まじめに地元のものを出していた地方では、
少なからず「地域の物が話題になった」とか「人が来た」となり、
今後も少しずつですが、地道にファンが増えてくることでしょう。
ただ、競争が激しい昨今ではやはり「インパクトあるもの」が必要です。
例えば他に無いものをだしたり、断然お得だったり。
それ以外には「ファンがいるもの」もありだと思います。
例えば「神戸牛」とか「夕張メロン」とかですよね。
では、結局「有名なもの」に人が集まってしまう…
そこで考えたのが「アスリート」に紐付いたふるさと納税です。
ふるさと納税でアスリートを強くする
現段階のふるさと納税に関する規定を100%理解してるわけではないので
もし「法律的に無理」なことだったらご了承ください。
ふるさと納税で地元アスリートの活動式を集めたらいいと思います。
例えば全国大会で優勝した選手が居たら、その人が世界大会に行く費用とか、
全国3位など成績がでており、翌年の1位を目指すための
練習資金や費用を捻出するのだってありかもしれません。
タレントさんが特にですが、出身地ってのは話題になります。
また、アスリートは有名になるまで非常に資金繰りで苦労します。
ですから「ふるさと納税」を受けてしまうのは一つじゃないでしょうか。
選手個人としての知名度はなくとも、競技人口が多かったり、
例えばサッカーやラグビーのようにW杯などで競技の知名度が上がれば、
少なからず「寄付」のために市区町村の名前が通るはずです。
また、短期的なものではなく中長期での支援も望めますので、
市区町村にとっても「安定したふるさと納税」が期待出来ます。
アスリートにしても市が宣伝することで、自分自信でやるよりも
より多くの人に知ってもらうことが出来ますし、応援してもらえます。
で、いつか競技で成功を収めたら地元の名前が広まり、恩返しになるわけです。
スポンサー企業の返礼品や、施設の体験
直接の支援が法律上認められない場合、スポンサー企業があります。
地元の企業が一定のスポンサードをし、その企業の商品を返礼品に出す。
返礼品のページにはしっかり「◯◯選手を応援してます!」と。
アスリートの肖像権が必要ですが、スポンサー契約にはたいてい含まれます。
また「アスリートのスポンサー」なら、例えば競技用品を作っていなくても、
はたまた競技中に使用していなくても問題ありません。
全ては「アスリートを応援したい」のためでありますし、
万が一スポンサー契約を解除したら、それは対外的にもわかるわけですから、
その時点から「アスリートのための納税(返礼品購入)」はなくなります。
他にも6月1日から増えているのが「体験」です。
体験は認められているので、例えばアスリートの出身校めぐりだったり、
同じ施設やコーチを利用しての「練習」を提供するのもありでしょう。
先の泉佐野市だと、FC大阪の城森選手や
読売ジャイアンツの三木均選手が出身ということです。
そう、探せばでてくるんですよね。
ましてや「サッカー選手」や「野球選手」の名前が使えるんです。
少なからず当人のファンは気になりますし、例えば近隣住んでいる方で、
当該スポーツの練習が受けられるなら…っていう寄付も考えられます。
もし、当人が当日来てくれるならなおさら良いですよね。
アスリートのセカンドキャリアが話題になったりしますが、
地元に「教える機会」ができれば一番でしょう。
初回こそ「ふるさと納税」でも、内容次第では継続もありえますし、
納税額に合わせて「年◯回」と回数を増やせば良いんです。
以上、ふるさと納税を使ったアスリートの支援でした。
なお、現状でも「ガバメントクラウドファンディング」という仕組みがあり、
地元の野球チームや音楽団体などを支援したりしています。
ガバメントクラウドファンディング 過去実績/ふるさとチョイス
https://www.furusato-tax.jp/gcf/history
【北海道胆振東部地震】崩壊した野球場を復旧し、子どもたちに野球をする場所と笑顔、日常を届けたい! (500万円の予算達成)
https://www.furusato-tax.jp/gcf/507
これが、もっともっと浸透してくれるといいですよね。