MISSION WINNOW(ミッション・ウィノウ)とは?

MISSION WINNOW(ミッション・ウィノウ)とは?

昨年末から今年のはじめに何かと話題になった

MISSON WINNOW(ミッション ウィノウ)

MISSION WIN NOW(ミッション ウィノウのロゴ)

ご存知の方もいるかと思いますが、

タバコメーカーであるフィリップ・モリス・インターナショナルの

プロジェクト名となります。フェラーリF1チームのスポンサーとして掲載されています。

※一部のエリアでは掲載されていないケースがあります。

チーム名変更のフェラーリ、たばこ会社関連のロゴ『Mission Winnow』をマシンからも外す。開幕戦のみ「驚きのカラーリング」を採用か

http://f1sokuho.mopita.com/free/index.php%3Fuid%3DNULLGWDOCOMO%26pass%3D%26page%3Dnews/sp/index.php?uid=NULLGWDOCOMO&pass=&page=news/body&no=128256&at=

タバコの広告が規制されている中で、

古くからタバコのスポンサーと関係が深かったモータースポーツでは、

規制に伴うスポンサー不足にも悩んでおりました。

一方で、一部のタバコメーカーはロゴ掲載がなくともスポンサードを継続、

そんな中、フェラーリとフィリップモリスが「プロジェクト名の掲載」と

いう形で動き出したのが2018年の後半でした。

2021年 第7戦よりEU圏ではMISSION WIN NOWのロゴが非掲載へ

EU圏ではこの手法に対して反対意見も多く、

結果としてEU圏ではロゴを掲載しないという方向になりました。

フェラーリ、『ミッション・ウィノウ』ロゴをEU圏のレースで使用せずも、フィリップ・モリスとは関係良好?

https://jp.motorsport.com/f1/news/ferrari-talking-with-pmi-over-new-f1-deal-despite-dropping-mission-winnow-logos/6601660/

フェラーリとフィリップ・モリスのMISSION WIN NOW以外にも、

タバコメーカーがプロジェクト名でスポンサードするケースは出ております。

A BETTER TOMORROW(ベター・トゥモロー)はブリティッシュ・アメリカン・タバコとマクラーレンのケース

A BETTER TOMORROW(ベター・トゥモローのロゴ)

このタバコメーカー名を消して、スポンサードするケースは

同じF1のマクラーレンでも見られます。

上記の「A BETTER TOMORROW」はBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)です。

この流れはF1に限らず二輪の最高峰MotoGPでも始まり、

イタリアのドゥカティがフェラーリ同様MISSION WINNOWを掲載します。

ただし、、この施策は完璧ではない

なお、国によってはタバコの広告が違法ということもあり、

なおかつこの「タバコメーカーのプロジェクト」が

タバコ広告として規制対象になるか問題になっているため、

フェラーリやドゥカティ、マクラーレンはレース開催国により

ロゴを外すという処理をしております。

チーム名変更のフェラーリ、たばこ会社関連のロゴ『Mission Winnow』をマシンからも外す。

https://www.as-web.jp/f1/459018?all

ドゥカティ、フランスGPで“Mission Winnow”を除去。

https://jp.motorsport.com/motogp/news/ducati-to-remove-mission-winnow-branding-for-french-gp/4384772/

今後の展開に期待(個人的に)

タバコが身体に悪いってのはわかります。

また、若者に与えている影響もわかりますし、

宣伝が大きな影響力を持つのも理解しています。

だからこそ、タバコの広告禁止も理解できます。

一方、今最も注目されるサッカーのプレミアリーグだったり、

野球やゴルフ、最近人気のeスポーツにしても

スポンサーからのフィーは非常に重要です。

タバコに次いでエナジードリンクに対する規制の声もあり、

日本では金融商品の一部なども規制されてきています。

もちろん「宣伝」が悪影響を及ぼす一因ではあると思いますが、

そもそも根底には別の問題があるわけですし、

今の所スポーツからスポンサーを取れば成り立ちません。

そういう意味では、何かしらの形でスポンサーを認め、

リーグやイベント、チームに選手を支えてもらう事は

非常に重要であると私は考えます。

タバコの広告が「全て悪」とは言い切れない状況を考えると、

今後、同様の広告が広まってくれればとも考えます。

そうすることで、多くのアスリートに資金が回るかと思いますので。

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