先日、企業はスカラシップ導入を!と記事にしました。
そしたら、丁度良いスカラシップがあったので御紹介します。
プロジェクトμ(ミュー)という自動車のブレーキ関連パーツのメーカーで、
規定や対象カテゴリー、申請書に報告書までネットに掲載されています。
3つのファイルで構成されるスカラシップページ
ここから少しだけ専門用語が出ますのでご了承ください。
スカラシップ プロジェクト・ミュー
上記がスカラシップに関するページとなります。
・2019年度 対象カテゴリー
・2019年度 契約規定
・2019年度 申請・結果報告フォーム
の3つがあり、それぞれPDF(一部エクセル)のファイルで閲覧可能です。
細かく設定された対象カテゴリー、ダートは除外!?
「対象カテゴリー」のファイルを見てみると、
スカラシップの対象となるレースが確認できます。
基本はサーキット(グリップ)及びドリフトが対象となっており、
ダート(ラリー)は除外されているようです。
なお、Googleで検索すると2018年にはダートも対象だったようで…
https://www.project-mu.co.jp/ja/wp-content/uploads/2018/01/2018ChallengeScholau.pdf
今年から無くなってしまったんですね。
ボーナスもある契約規定
お次は契約規定です。
A4シートが2枚の簡素なものですが、
ステッカー貼り付けや報告書提出に関する要点がまとまっています。
個人的に気になったのは入賞した際の特典です。
レースで入賞した際に、パッドなど一部が無償提供されるようです。
ブレーキパッドは消耗品なんで嬉しいですし、選手はやりがいもあるでしょう。
先日紹介した渋野日向子選手は「BEAMSから特別ボーナス」がありましたが、
事前に決めておくのが良いかと思います。
申込書と結果報告フォームも用意
最後はスカラシップの申込書と結果報告フォームです。
PDFタイプで印刷・記入も可能ですし、
エクセルファイルがあるのでPCでの入力も可能となっております。
現代だと「PCがない…スマホなら。。。」ってケースもあるので、
Googleフォームなんかで用意しても良いかも知れません。
Googleフォームだとデータ管理も便利ですからね。
ただ、しっかりとフォームが用意されているだけで今は良いでしょう。
このフォームがないと「報告がバラバラ」だったり、
アスリートが迷ってしまって報告遅れの原因にもなったりします。
一方で、プロジェクトμさんだとありませんが、
商品に関するレビュー的なのもあると、毎回毎回
使ってみてのアンケートが取れるという利点もありますし、
これを集計して「利用者満足度◯%」ってのも作れます。
ナイキさんの例ですが、こんなのもあります。
2019.1.2-3 勝つ気ならナイキ
2017年にナイキが夜に送り出した厚底シューズは、
それまで「薄底がいい」という常識に反するものでした。
当初はユーザーが一部に限られるも、その方たちが結果を出したので、
年々ユーザーを増やし、やがては「各大会の勝者はナイキ」に。
結果、別メーカーと契約するチームさえ「靴はナイキ」になりました。
「世界的なナイキとうちは違う」
ではありません。アスリートは勝つための手段を探していますし、
それこそ地方選レベルでも「勝つ人の分析」はされています。
私が参加するカートレースでさえ、当たり前のように分析し、
「◯◯が良いらしい」なんて情報が出てくれば、
次回の購入検討にも入ってくるわけです。
ですから、ナイキがやった手法は中小企業でも実践可能ですし、
地方選レベルでも活用できる手法と言えます。
再度言いますが、スカラシップはオススメです
さて、最後になりますがスカラシップはやっぱりオススメです。
もちろんやるべきこと、乗り越えるべき事はありますし、
メリットしかないわけではありません。
ただ、いきなりアスリートにスポンサードするよりも
幅広いユーザーを見て「スポンサード候補」を探せますし、
もしそこからスポンサード候補が見つからずとも、
アンケートを実施したり、何かと接点が役に立ちます。
私からしたら「どのスポンサーに行けば…」と迷っているアスリートが
「あそこはハードルが低いかも?」となるのを願っていますし、
少しでも活動が楽になり、練習量が増え結果が出てくれたら幸いです。
是非、広報活動として「スカラシップ」を検討してみてください。
皆様のスポンサード活動が成功することを願っております。