昨今、SNSの普及でアカウントを持つ方が増えております。
また、企業でもSNSのアカウントを持たれている方がいる一方、
自分専用のWEBや自社WEBを持たない企業が出てきました。
そこで、チームや自分専用のWEBが必要かという話です。
先に言ってしまえば「あると便利だし、有利」と言えます。
最後に簡単に作るサービスも紹介しているのでお付き合いください。
なお細かい話ですが「ホームページ」というと、
一般的にはWEBサイト全般を表す一方で、
制作する方からすると「トップページ」の意味があります。
つきましては「WEB」はサイト全体を、
「ホームページ」はトップページを表す意味で使いたいと思います。
WEBは何をする場所?
SNSアカウントがあり、ファンと繋がっている。
SNSで日々更新し、スポンサー募集もしている。
なのに、わざわざWEBが必要なのか?
皆さん思われるのではないでしょうか。
また、そのWEB制作にお金がかかるとなれば尚更考えますよね。
それはWEBの使い方がわかっていないと思われます。
これはアスリートの方に限らず、一般企業でも同じことが言えます。
WEBは必要な情報をキレイにまとめた上で、
見ている人が必要とする情報がすぐに取り出せる場所です。
例えばアスリートで考えてみましょう。
インスタグラムとFacebook、Twitterを活用しています。
プロフィールページ等ありますが、
生年月日や活動拠点、スポンサー実績に年間の活動予定…
そういった情報がまとまって見れるでしょうか?
例えば先日紹介した女子ゴルフ渋野選手のインスタグラムです。
ご覧の通りスポンサー情報はわかりますが、年齢は不明です。
住所は「山陽放送所属」から山陽エリアの方はわかりますが…
また今年の参戦予定や過去の活動実績などはありませんし、
スポンサーになりたい時、どうしていいかわかりません。
Twitterも同様です。
どちらもプロフィールに好きな文言を入れられますし、
特定の投稿を最上位に固定する手段がありますので、
プロフィールに細々と書いて、なおかつ関連する投稿を
一番上に固定しておくことで「対応」は可能ですが…
一方で1年10試合、5年活動したとして…合計50行です。
更にスポンサー実績やら、そのたの説明文いれたら100行とか!?
面倒くさくて読みませんよね?
そもそもプロフィールの文字数制限に引っかかります。
かといって活動記録を年月日ごとに投稿して
全部上位に固定したら、本当に見て欲しい最新の投稿が見れません。
Facebookの場合は、Facebookページを活用することが可能です。
情報掲載料は非常に多く、Twitterのような文字制限にも悩みません。
ただし、画面の都合上でやはり情報は制限されると共に、
他のSNS同様「長々書く」と見づらくなるし、
特定の投稿を上位表示すると最新の物が見えにくくなります。
要するにSNSだけでは不十分だからWEBがあるわけですね。
WEBには何を掲載するか?
SNSだけでは不十分なのがなんとなくわかったところで、
じゃあ、どんなWEBが必要なのか?という話をしたいと思います。
先にも出ましたが 見ている人が必要とする情報がすぐに取り出せる場所なので、
伝えたい情報をまとめておくのが良いでしょう。
- プロフィール
- 活動実績
- 年間予定
- 現在のスポンサー(※)
- 過去のスポンサー実績 (※)
- メディア掲載歴 (※)
- スポンサー募集の旨
- ファンクラブ・後援会の募集と案内(※)
- 各種連絡・報告・ニュース
- 各SNSへのリンク
すごく情報が多いように思われるかも知れませんが、
多くはスポンサー募集資料に記載していることです。
※印が付いたものは、掲載が無い方もいると思います。
なお、上記の情報が集まってない方はスポンサー募集苦戦中では!?
下記も合わせてご覧ください。
ちなみに、良い例が一つあったのでご紹介します。
女性F1ドライバーを目指し、先日終わったWシリーズでも
年間通じて7位となった小山美姫さんのページです。
WEBとしてはちょいちょい不足した部分もありますが、
必要な情報がまとまっており、このWEBを起点として
各種情報にアクセスできるという意味では良いページです。
これをみて「こんなの絶対無理!」と思わないでください、
後ほど簡単に自分でも作成できるサービスをご紹介します。
WEB管理は意外と簡単!?
WEBを作るのは良いとして、管理や運営はどうするのか?
練習しながら、試合にも出て、なおかつ仕事もして…
更にスポンサー募集からSNSでのPRもしているのに、
更にそこへWEB制作と更新!?無理無理!!って方も居るでしょう。
そういう方はどうぞ何かを外注してください。
一番はお金を払ってしっかりとやっていただくこと。
家族や友人が無料で行うと、どうしても緩さが発生しますし、
お金を払ってない以上「しっかりやれよ!」と言いづらいです。
また、言われた方も「善意でやってるのに!」と反感を買います。
ですから対価を払ってサービスを受けるのが一番です。
そんな時間がない…だったら、自分の時間を使うことです。
先程、記載する内容を入れましたがもう一度。
- プロフィール
- 活動実績
- 年間予定
- 現在のスポンサー(※)
- 過去のスポンサー実績 (※)
- メディア掲載歴 (※)
- スポンサー募集の旨
- ファンクラブ・後援会の募集と案内(※)
- 各種連絡・報告・ニュース
- 各SNSへのリンク
正直、毎日更新するような内容はありません。
一部は作ったら最後、変更が発生するまでそのままですし、
年間予定と活動実績もSNSとの併用で極力更新が減らせます。
ただ、結果が出ているなら都度ページを変更するのが理想です。
比較的更新頻度の高い「各種連絡・報告・ニュース」に関しては、
「日々の活動はSNSにて」とすることも可能です。
一方でスポンサー契約を頂いたり、メディアに掲載された時は、
しっかりとWEBを更新するというのでも良いでしょう。
ですから、WEBは最初こそ大変ですが管理は比較的ラクです。
今まで通りSNSで活動を投稿していたらいいわけですね。
例えば、どうしてもハードルが高いWEB制作を友人に頼んだり、
外部にお願いして、日々の管理は自分で行うのもありでしょう。
毎月の管理に大きなお金を払うのは損だとも言えます。
WEBからの集客は望めないのか?(SEOは無駄)
毎月の管理に大きなお金を払うのは無駄と書きました。
もう少し詳しくお話をしたいと思いますが、
そもそもWEBの管理でお金がかかるのは「更新」と「集客」です。
一般的にWEBでお金がかかるのは修正作業と集客です。
修正作業となれば専門の知識を持った方が作業にあたりますので
お金がかかるのはごくごく当たり前の話です。
集客はSEO対策などWEB自体で集客ができるように、
アスリートの方ならファンを増やし、スポンサー問い合わせを
貰えるようにすることが「集客」でしょうか。
正直、無理なんで諦めましょう。
100%無理でなく98%ぐらい無理って話ですが。
「スポンサー 募集」と検索すると大きなチームが出てきますし、
競技ベースで「サッカー 選手」とかやると有名な人が出てきます。
これからサッカー選手になりたいユースであったり、
今から全国大会を目指すチームが上記とSEOで戦っても、
労力とお金だけかかって効果が薄いのです。
ですから、きっぱりと諦めてください。
ただ、しっかりと作ることで自分の名前で検索されたり、
(名字)+(競技名)で検索された際には上位表示されたりします。
どこかであなたの実績を見て、名前を知って興味を持った方が、
ネットで検索した時に、しっかり到達できるのが重要です。
意外な使い方、プレスリリース用
一点、おまけのような使い方をご紹介します。
オマケですが、効果は意外とあります。
それは「プレスリリースに使う」です。
通常、プレスリリースは企業などが行うものです。
個人のアスリート、しかも無名だと受け取っても貰えません。
WEBがあるからいきなり大手メディアが
プレスリリースを受け取ることもありません。
ただ、ローカルなメディアや専門誌は少し異なります。
あくまで過去の例ですが、専門誌は取り上げてくれるケースもありました。
- 公式WEBを開設
- 来年度の活動予定を発表
- 来年度のスポンサー募集要項を発表
- 第◯戦のレポートを公開
- 新規スポンサー契約を発表
上記はほんの一例ですが、いくつかは記事化されました。
記事化されると見る方も増え、これをきっかけにファンとなります。
ごく一部の成功例ですが、記事を見てスポンサーの問い合わせに
つながるケースもありました。
個人のSNS更新だとどうしても相手にされない傾向でしたが、
公式WEBがあることでオフィシャル感が出たのか、
プレスリリースを出す時にも活用できました。
無料WEB制作サービスを活用
最後に、簡単にWEBを作れるサービスです。
個人的におすすめしているのは上記のJIMDO。
他にもWixなどありますが、おすすめはJIMDOです。
細かい理由は省きます。
今回紹介したような簡単なサイトを作るなら全て無料です。
公開後にもお金がかかることはありません。
ただ、制作については使い方をみながら自分でやる必要があります。
この手の無料系サービスで一度作っておいて、
サイトのアクセス状況や問い合わせ状況に応じて、
しっかりとしたWEBをつくるのもありだと思います。
なお、上記のJIMDOはネットショップにも対応(使ったことありませんが)
独自のグッズを販売したい方にもおすすめですし、
例えばスポンサーさんから取り扱い・販売許可が出ているなら、
自分のネットショップを持つのもありかもしれません。
以上、長くなりましたが個人・チームのホームページは必要かと言う話でした。
コメント