99.9%失敗するスポンサー募集の方法

99.9%失敗するスポンサー募集の方法

今回、少し違った方向でお話をしたいと思います。

99.99%失敗するスポンサー募集の方法です。

読む価値なさそうですか?

実は私が相談を受ける方の多くがこのパターンなんで、

読んでみると「自分もそうだった…」って気づくかも!?

失敗から学べますので良ければ見出しだけでも見てください。

99.9%失敗する「寄付して」という企画書

失敗する企画書、スポンサー募集のパターンとして

「寄付して」というものが99.9%失敗します。

そんな企画書書いてない!!

って思うかもしれませんが、以下のようなのはどでしょうか。

少々キツイ表現をしますのであしからず。

1.私頑張ってます!応援してください!系

自分の経歴やストーリー、競技に対する想いが

つらつら書かれて、最後に「スポンサーお願いします!」。

意外と多いスポンサー向けの企画書です。

相手が家族や親戚、心がしれた友人ならまだしも、

これを「企業」に出すから大問題なんです。

「頑張ってる」なんて当たり前なんです。

アスリートの方はみなさん頑張ってますから。

また、企業からしたらPRがメインの話なのに、

なぜか「頑張ってる私を助けて」になっているわけで…

これでお金を出すのは「寄付」です。

見返りいらない、お金を出して誰かが幸せになればいい、

社会問題が解決したら良い…そう寄付です。

極端な話、同じ金額をワクチンにしたら命が救えます。

社会問題の解決にだって繋がるでしょう。

ですから「頑張ってます。」ではダメなんです。

2.相手のメリットがない(感じられない)

さっきの「がんばります」から一歩前進します。

「ユニフォームにロゴを入れます!10万円ください!!」

ここまでは良いですが、じゃあ観客は?

何人の人がユニフォーム(ロゴ)を見るの?というと

「観客はほぼいないですね。関係者ばかりかな」

「SNSもやってないし、正直何人かわかりません」

コレも意外と多いパターンです。

確かにユニフォームやマシンにロゴを入れて、

年間いくらという契約はありますが、

それには「メリット」があるからこそお金が支払われます。

メリットがなければ、基本お金は払いません。

中小企業の社長さんやオーナーと話をする以外、

多くの場合は「広報」など担当者の方と話をします。

そうなると「上司」や「社長」に確認が必要であり

「効果はありませんが、広告出します!」なんて言えません。

もちろん、極稀にうまくいくケースもありますが、

それはまた後ほど記載します。

とにかく「払った金額+α」が期待できるからこそ

企業はスポンサーになるというのがポイントです。

この2つだけでも多くの方が該当したのでは!?

次に0.1%成功するパターンも見てみましょう。

0.1%の成功…俗に言う運です

0.1%の成功はどういうい場合でしょうか?

これは、私が実際に経験したものも含みます。

1.偶然、ぐうぜん、グウゼン…

自分も経験したことがあるパターンです。

提案した会社の社長さんが出てきてくれました(偶然1)

社長さんはアスリートと同じ競技の経験者(偶然2)

実は、故郷(実家)もそこそこ近かった(偶然3)

で、意気投合して「頑張れよ!」と契約が決まりました。

東京にいると「県人会」など同郷の仲間が集まります。

なおかつ社長さんの競技経験もあったからこそで、

正直、再現性はありません。

2.お金も余ってて、CSR興味があり、スポーツも…

ちょうど、今はいいタイミングかもしれませんが、

アスリートの方が有名になり「うちも」と考えている。

なおかつ利益が出て広告予算も余っているし、

いいタイミングで社長がセミナーに行って

「企業は社会貢献すべきだ!」と言われてきたケースです。

こういうタイミングだと「やってみるか」となる

可能性がありますが、このタイミングで提案する

運の良さを持ち合わせる必要があります。

3.友人からのすすめで

これも私の実体験です。

社長さんとお話する中で「スポーツのスポンサーってどう?」

というお話があり

「社会貢献の意味ではいいと思いますよ」

と話をした翌週に、以前から知る友人と

スポンサー契約を結んでいました。

2で紹介した「セミナー」ではありませんが、

社長さんなど決裁権者が「やりたい」となったわけです。

そのタイミングで「企画書」を出したり、

アスリートとして認識があったからこそ契約に至りました。

が、これが全くの他人だったら正直結果は不明です。

私自身は会う社長さんみなさんに

アスリートへのスポサードの面白さを伝えているので、

もしかすると「スポンサーしたい社長」に会うかもしれませんが、

結局はそれまでの関係性などが重要なわけです。

結局は「そういう方と知り合い、関係を築く」が重要で、

いきなり企画書出して一本釣りするのは「奇跡」です。

ざっと3パターン紹介しましたが、

可能性が低いのはご理解いただけると思います。

そして、この低い可能性の行動を続けていると

「スポンサー募集なんて無理じゃん」

となるわけです。

もちろん、改善したからいきなり

スポンサーが付くわけではありません。

ただ、門前払いの回数が減ってくるのを感じ、

話し合いが続くことを感じ始めることでしょう。

手も足も出ない失敗ではなく、可能性のある失敗が増え、

更に改善をしていくことで「成功」が見えてきます。

是非、ご自身の活動と比べてみて、

可能性の低い活動をしているようであれば、

今から見直してみてください。

以上、99.9%失敗するスポンサー募集の方法でした。

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