先月末、女子プロゴルファーの方が関係者に対し、
暴言を吐いたとして話題になり、後にその選手は
笠りつ子選手だと言うことが判明し、月末には謝罪文を発表しました。
その後、日本女子プロゴルフ協会からの処分も発表されました。
不適切発言の笠りつ子に厳重注意 日本女子プロゴルフ協会が措置を発表
さて、当サイトは「アスリートとスポンサー」なので、
各スポンサーさんの動向が気になる次第で調べてみました。
念の為お伝えしておきますが、決して騒動を大きくするわけでもなく、
TV番組のクレームのように「スポンサーに連絡を」という意図もなく、
アスリートのミスがスポンサー契約にどういう影響を与えるかという事を
見ることで重大さを理解し、防止できればと考えております。
暴言問題もスポンサーへの影響はゼロ!!?
ざっと調べてみると、こんな記事が出てきました。
過去にも暴言騒動があったようですが、
一方でその情報源がインターネット掲示板であり真偽不明。
上記のサイトでは「暴言で処分するほどの問題か?」というSNSの
情報も掲載しつつ、スポンサーへの影響は無いと記載しています。
スポンサーさんがリリースを出しているかもしれないので、
笠りつ子選手の公式ページより、スポンサーと思われる企業を探します。
https://ritsuko-ryu.net/
ここにある企業を一つずつ見ていきます。
女子プロゴルファー笠りつ子選手のスポンサー対応
さて、スポンサー企業をひとつずつ見ていきますが、
何かしら対応をするならリリースがあると考えられました。
よって、各企業のページとリリースを見ていきます。
スポンサー1:KYOCERA
リリースなど、特になし。
スポンサー2:PGM
リリースなど、特になし。
笠りつ子選手とのスポンサー契約に関するページ。
スポンサー3:KOSE
リリースなど、特になし。
11月1日よりサイトがリニューアルされたようです。
KOSE SPORTS BEAUTY NEWSも(ブログ)も特になし。
スポンサー4:Ponta(Loyalty Marketing, Inc.)
リリースなど、特になし。
笠りつ子選手と契約を発表した際のリリースもありました。
今年の三月からスポンサー契約をしているようですね。
スポンサー5:Kasco
リリースなど、特になし。
Ponta同様、Kascoさんも今年から契約しているようで、
用品使用契約の締結に関するリリースが出てきました。
スポンサー6:Mikuni
リリースなど、特になし。
トップページにニュースが流れますが、最新が2018年12月3日です。
スポンサー7:Dance with Dragon(DWD)
リリースなど、特になし。
スポンサー8:KURE(呉工業)
リリースなど、特になし。
スポンサーに関するページがこちら。
スポンサー9:TKU(テレビくまもと)
リリースなど、特になし。
以上のように、特に大きな動きはないようです。
確かに問題発言であり、大きく報じられましたが
協会からの処罰もありますし、もしかすると外からは見えない
スポンサー料の減額といった対処もされているかもしれません。
わざわざ「スポンサー料を減額しました!」と発表しても、
メディアや世間の注目を集めてしまうだけですから、
静観するというのが正しいのではないかと思います。
実は一社だけ、笠りつ子選手のページを削除していた
スポンサーへの影響はなかったと思っていたら、
実は一社だけ対応されているのが発見されました。
「京セラ 笠りつ子」で検索したところ以下のような結果がでます。
上記の結果で1、2、4番目の「女子プロゴルファー応援サイト」に
アクセスすると、京セラのトップページへとリダイレクトされます。
また、下記のリリースページにあるバナーから
女子プロゴルファー応援サイトに移動しても同様にトップページへ行きます。
あくまで記事執筆段階のみですが、
アクセス過多によるエラーではなくトップへのリダイレクト(転送)です。
意図的にアクセスをさせないようにしているようではあります。
協会の処分が本日発表でしたから、その様子を見るためかもしれませんが、
一緒に応援サイトに掲載されているであろう森美穂選手はとばっちりですね…
「ちょっとした発言」が大きく影響する
では、ここから何を学ぶのか…
ごくごく当たり前ですが「たった一言」でニュースを賑わし、
時にスポンサー契約へも大きな影響を及ぼします。
それは既存のスポンサーを失うことはもちろんのこと、
未来のスポンサーに契約をためらわせるきっかけにもなります。
今回は施設側の周知が徹底されていなかった等もあり、
現地では他の方からも不満の声が出ていたのかもしれませんし、
いつもなら「内々の話」で済んでいたものが、今回に限って
外部に、しかもメディアを通じて出たのかもしれません。
また、一部では協会の対応の遅さや本人の謝罪の遅さなどが
ここまで問題を大きくしたという見方もあります。
私としても「契約解除するほどか?」と思う点はある一方、
スポンサーさんがそれほどまでにブランドイメージに気をつけ、
スポンサーする選手を選んでいるのも事実です。
そう考えると契約解除があっても「自分が悪い」としか言えません。
アスリートの方はもちろん、私のような関係者も含めて
注意をしながら活動していきたいものです。
以上、笠りつ子選手の処分とスポンサーの対応…
女子プロゴルファーと契約から学ぶという記事でした。