今回は、今までとは違ったお話をしたいと思います。
皆さんEVO Japanってイベントはご存知でしょうか?
eスポーツのイベントの一つで、格闘ゲームでは最大級と言われます。
鉄拳7というゲームで、無名のパキスタン人選手が
圧倒的な強さを見せたことでもニュースになりました。
さて、私が気になったのはEVO Japanのスポンサーです。
こちらのページにその一覧があるので御覧ください。
名だたる企業がスポンサードしておりますね。
まあ、EVO Japanはとっても有名だからな~
しかも、何万人とか来ちゃんでしょ!?
なんて思われる方がいるかも知れません。
実はスポンサーの上に来場者数があります。
地方の花火大会より少ない集客
- DAY1 4,000人
- DAY2 6,500人
- DAY3 2,500人
- TOTAL 13,000人
上記はEVO Japan公式サイトにある来場者数です。
3,000~5,000人って地方の花火大会並か、ちょっと大きければそれ以下です。
トータルの人数もプロ野球のデーゲーム並。
イベントとしてドコモやカップヌードル、日産にパナソニックといった
企業がズラズラ並ぶには少々規模が小さいと言えます。
きっと、TV放映されてるに違いない!NHKとかキー局で…
と思った方もいるかもしれませんが、されてません。
しかし、ここに一つヒントがあります。
AbemaTVはじめ、オンラインで放送
TVではやってないけど、実は…ってところで、
AbemaTVや、イベント自体の公式ライブ放送があります。
そう、オンラインで見ることを前提にしているんですね。
昨今のゲームはオンラインでの対戦は一般的であり、
つまりはゲームのユーザーがオンラインに接続できる可能性は高いわけです。
また、オンラインであれば視聴スタイルも様々で、
自宅にTVがない世代に対してもしっかりアプローチ出来ます。
では、どれくらいの数字が出ているんでしょうか?
日本シリーズに匹敵する視聴者数のEVO Japan 2018
見出しに答えを書きましたが…それぐらい見ております。
データの記載があったので、合わせて御覧ください。
AbemaTVの大会期間中の累計視聴数は約239万,OPENREC.tvの大会期間中の累計配信視聴数は約294万,Twitchの累計配信視聴者数は約362万をそれぞれ記録し,中国などそのほかの配信を合わせると,大会期間中だけでおよそ1085万もの視聴者が観戦を楽しんだとのことだ。
なお、プロ野球の2018年日本シリーズがこちら
◎2018年日本シリーズ 福岡ソフトバンク対広島視聴率(数字は左から関東/北部九州/広島)
第1戦(マツダ)10月27日(土) 広2-2ソ 12.8% 35.2% 49.6%
第2戦(マツダ)10月28日(日) 広5-1ソ 9.8% 28.7% 47.8%
第3戦(ヤクオク)10月30日(火) ソ9-8広 10.1% 28.7% 38.5%
第4戦(ヤクオク)10月31日(水) ソ4-1広 9.7% 30.6% 35.8%
第5戦(ヤクオク)11月1日(木) ソ5-4広 10.8% 30.1% 43.5%
第6戦(マツダ)11月3日(土) 広0-2ソ 13.3% 40.7% 43.2%
「視聴率1%=日本の人口の1%」ではないのですが、
一般的には「視聴率40%」と言えば「日本人の40%が…」って
話になりますので、ここではそのまま比較しております。
また、関東と広島で世帯数や人数も異なりますが、
キー局の視聴率を「全国平均」と使うケースがありますため、
今回はそれを採用し「関東の視聴率=日本の視聴率」とします。
ご覧の通り、EVO Japanの注目の高さが伺えますよね。
だからこそ、大手のスポンサーもお金を出しているというのが現状です。
では、マイナースポーツやアスリートはどうしたらいいのか?
無名、駆け出しYouTuberと組んで共に成長!?
ここからは、あくまで個人的な意見です。
これをやったら成功するわけじゃありませんが…
例えば無名なYouTuber複数と契約してみてはいかがでしょうか?
有名な方は既に動画作成に費用が発生してしまいますが、
無名な方や駆け出しの方であれば、無料の可能性もあります。
また、YouTuberの方からしても「メントスコーラ」とか
単なるゲーム動画をアップするよりも、定期的にネタが提供され、
アスリートやイベント団体が宣伝までしてくれるわけです。
少なからずチャンネルを育てるいいきっかけになるでしょう。
もちろん、肖像権や映像の使用権・所有権の問題はありますし、
動画から得た報酬やスポンサー契約の問題もあるでしょう。
炎上した際の補償問題もあるかと思いますので、しっかりした契約が必要です。
ただ、これらは一般的にスポンサーと契約する場合も同じですし、
何よりアスリートやイベント主催者が動画を作成、ライブ配信を
出来ない場合にその技能を持つ方と組むのは一つの手段です。
もちろんEVO Japanほどの人数や知名度になるのは先ですが、
自身で動画を撮影し、編集し、アップする作業をするぐらいなら、
何名かのYouTuberやライブ配信者を「指定配信者」にしたり、
例えばイベント単位で募集していくのもありかと思います。
SNSやネットワークの進化により個人でも情報発信が出来る今こそ、
個人同士がうまく繋がることで、新しいことが出来るかと思います。
それはEVO Japanのように「来場者数」や「TV放映」といった
今まで当たり前だった魅力がなくとも、動画やライブ配信により
ユーザーを集めることで、大手のスポンサーが取れるのと同じ事です。
それが個人レベルに広がり、アスリートやイベントが
成功することを願う次第です。
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