【2020年版】ウィリアムズレーシング(F1チーム)のスポンサーを分析

【2020年版】ウィリアムズレーシング(F1チーム)のスポンサーを分析

どんどん行きましょう、F1チームのスポンサー分析。

よく見ていただくとわかりますが、連続して記事投稿しています!ほめて!!

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4チーム目はこれまた話題の多かったウィリアムズF1です。

純粋なレース屋としてF1に参戦し続けたウィリアムズですが、

今年、チームが売却されました。

ウィリアムズという名前は残りますが、オーナーが異なります。

後ほど記載しますが、昨今チームが低迷していた上、

世界的なコロナによる不況、メインスポンサーとの契約解除など

ウィリアムズを取り巻く環境が特に厳しかったと言えます。

ウィリアムズレーシング(F1)のスポンサーは全17社

ウィリアムズレーシングのスポンサー国別割合

1.LAVAZZA (イタリア)

   https://www.lavazza.com/en.html

2.RBC (カナダ)

   https://www.rbcroyalbank.com/personal.html

3.VRSA (アメリカ)

   https://www.versaintegrity.com/

4.Acronis (スイス)

   https://www.acronis.com/

5.PONOS (日本)

   https://www.ponos.jp/

6.SOFINA (カナダ)

   https://www.williamsf1.com/racing/about/our-partners/sofina

7.NET JETS (アメリカ)

   https://www.netjets.com/

8.Symantec (アメリカ)

   https://www.symantec.com/

9.FINANCIAL TIMES (イギリス)

   https://www.ft.com/

10.IQONIQ (モナコ)

   https://iqoniq.com/

11.PPG (アメリカ)

   https://www.ppg.com/

12.alpinestas (イタリア)

   https://www.alpinestars.com/

13.PRECISION HYDRATION (イギリス)

   https://www.precisionhydration.com/

14.CREW CLOTHING COMPANY (イギリス)

   https://www.crewclothing.co.uk/

15.THALES (フランス)

   https://www.thalesgroup.com/

16.APL (アメリカ)

    https://www.athleticpropulsionlabs.com/

17.PIRELLI (イタリア)

   https://www.pirelli.com/

以上のようになっております。

国別で件数をまとめるとこんな感じ。

ウィリアムズF1チームのスポンサー国籍

スポンサー数は17社となり、2019年比で2社減です。

なお今年のスポンサー17社のうち昨年から継続は10社で58%です。

ウィリアムズF1から消え居たインド系スポンサー

昨年、インドに本社を置くタタ・コミュニケーションズがスポンサーでした。

が、今年はタタ・コミュニケーションズとの契約が無くなったことで、

ウィリアムズF1のスポンサーから「インド系」が消えてしましました。

他にもオランダ、ポーランド、スイス、スウェーデン系が消失。

一方で日本、シンガポール、モナコ系が加わりました。

日本企業のPONOSがスポンサー契約

これは個別の記事も書きましたが、

「にゃんこ大戦争」で有名なPONOSが2020年からスポンサーです。

YahooニュースにもなったウィリアムズF1とPONOSのスポンサー契約

タイトルスポンサーのROKiTと急遽契約解除

世界的にコロナが猛威をふるい、F1開幕が遅れるさなか

ウィリアムズF1チームのタイトルスポンサーでもあるROKiTとの

契約解除が発表され話題となりました。

https://jp.motorsport.com/f1/news/williams-to-reveal-new-f1-livery-after-terminating-rokit-deal/4798205/

ROKiTとのタイトルスポンサー契約を終了したウイリアムズは、F1シーズン開幕を前に、新しいカラーリングを発表する予定だ。

詳しくは記事を見ていただくとわかりますが、

ROKiTカラーを強化し2020年の開幕を待っている間の出来事であり、

2023年までの契約満了を待たずして解除となった事は衝撃でした。

また、詳細は不明ですが強引な契約解除ではないようで、

特定の条件下で発動される解約要件があったように思われます。

コロナによる世界的な景気減速と開幕の遅れにより

F1チーム全体の運営が厳しい話が出てくる中で、

ウィリアムズの売却に関するニュースが流れやがて実現してしまいます。

尚、ウィリアムズF1チーム同様にF1チームがメインであり、

同じイギリスに本拠地を置くマクラーレンも売却の話題が出ましたが、

最終的には本社と株式の一部売却という結果になりました。

スポンサー募集をする際に学びたい部分

特定条件下でのスポンサー解約はある

契約の話になりますが、ウィリアムズF1チームとROKiTのように

「契約期間を残しているけど契約解除」は十分にあります。

私自身が実際に見たものでは、特定イベントの参戦数によるものや、

特定の作業を怠った場合の契約解除条項です。

例えばシーズン途中の故障やその他事象による欠場です。

モータースポーツで、なおかつ個人に近いレベルでやっていると

大きなクラッシュで1年のスケジュールが白紙になることがあります。

スポンサーさんとしては年間何回走ることを予定しているのに、

開幕前やシーズン初めにクラッシュして参加できない…

こんな場合には一定の条件で契約解除となる場合があります。

また、今回のような急な環境変化や経済状況の悪化です。

多くは「双方で協議の上で」という条件付になりまし、

ウィリアムズF1チームとROKiTもこのケースかと思われます。

他にも予定していたSNSの投稿がされないとか、

活動後、一定期間内に提出するレポートがないなど…

契約不履行による契約解除は時々聞きます。

個人とのスポンサー契約を躊躇するスポンサーさんや、

「昔はやってたけど、今はしない」ってところの多くは

個人との契約が反故にされた経験をお持ちだったりします。

そのため、しっかり契約書を交わす時点で

解約条項として細かく定められているケースが多いです。

契約書はよく読んで、些細な事も守る

上記で出た「契約を反故に…」という話ですが、結構よく聞きます。

逆に「しっかりしてるから」という理由だけで、

結果が伴わなくても契約延長して頂くケースも多々見ております。

今まで企業との契約をしたことがないと、

どうしても友人との契約や、それこそ家族に近い感覚で

「ちょっと遅れても仕方ない」「予定が変わるのは当たり前」となります。

しかし、お金を出す側からしたら大きな問題です。

それこそ報告書が1日遅れるだけでも「話が違う」となります。

極端な例ですが、皆さんが通販でクリスマスプレゼントを手配して、

「12月25日に配達」と言いつつ、27日ぐらいに届いたらどうでしょう?

確かに物は届きますが「25日に届く」も含めて買っています。

もし事前に届かないことが分かってたら買わない事もありますよね?

スポンサーさんも同じで

「年間10試合出るから支援したのに…4試合だけ?」

「全国転戦だからPRできると思ったら、関東だけ?」

となるわけです。

選手からしたらどうしようもない理由があったかもしれませんが、

お金と何かしらの作業や活動を交換している以上は、

事前に伝えた内容を100%遂行することが重要です。

今回のコロナのように「想像もしなかった事態」になった際は、

出来る限り早く相談し、条件の見直しなどをすべきです。

そうすることで後々、状況が改善した際にまた契約できる可能性もありますが、

適当な対処をして契約解除をされたら間違いなく次はありません。

「万が一には話し合い」とか決めておくためにも、

また、そういった条件があることを理解する意味でも

契約書はよく読む必要があります。

以上、ウィリアムズF1チームのスポンサー分析でした。

PONOSさんとの契約は来年も続くのでしょうか…

にゃんこ大戦争デザインのF1とか見てみたい気もします。。。

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