ナイキのドーピング事件とプロジェクト閉鎖、CEO交代から学ぶ

ナイキのドーピング事件とプロジェクト閉鎖、CEO交代から学ぶ

少し前の話にはなりますが、ナイキのオレゴン・プロジェクトが閉鎖しました。

日本国内では大迫傑選手がナイキの支援を受けていることもあり、

オレゴン・プロジェクトの閉鎖と今後の活動に注目が集まっています。

オレゴンプロジェクト閉鎖 大迫傑「活動支障ない」

https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201910110000255.html

しかし、本国アメリカではナイキに疑惑の目が向けられており、

10月にはCEOが交代するという事態にまで発展しています。

(なお、ナイキは「予定していたのを早めた」と説明)

New York Times 2019/11/7

サラザール氏、4年間の資格停止=米国反ドーピング機関

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019100100570&g=spo

米ナイキ、CEO交代 14年ぶり、社外から

https://www.sankei.com/world/news/191023/wor1910230009-n1.html

日本ではコーチ単独の問題と見られているようですが、

アメリカでは「企業全体」に疑惑の目が向いており、

一選手(今回はコーチ)の問題が企業全体に

大きなマイナスのイメージをもたらすことが伺えます。

大迫選手に関しても国内のメディアが下記のような記事を出しています。

衝撃告白 マラソン界のエース大迫傑が“薬物のモルモット”疑惑 Friday Digtal

https://friday.kodansha.co.jp/article/73233

そして、大迫選手自身もSNSで疑惑に対する発言をしています。

大迫傑が反論 自身のドーピングを疑う人に「単純思考さ半端ない」

https://www.msn.com/ja-jp/sports/…

実際の事は当事者にしかわかりませんが、

メディアやインターネットは「おもしろおかしい方」に向かいやすい上、

SNSの普及により「少数はの意見」「小さい声」も広がりやすいです。

個人がマスメディアに匹敵する発信力を持てる事もあれば、

逆に働くと根拠のない噂も、大きく広まる可能性があるわけです。

また、地域により一般の反応も違えばメディアの取り上げ方も違います。

いざ巻き込まれた際は反撃をせず嵐がすぎるのを待つしかないかと思いますし、

間違っても自分が「問題の原因」にならないことでしょう。

先日の笠りつ子選手でもクローズな場所での感情的な発言が、

漏れ伝わり広まり、結果的には一部のスポンサーが対応するまでになりました。

暴言が問題で一部の応援サイトが閲覧できなくなった

CEOの退任後も話題になるナイキ、アメリカではまだ終了とはいかなそうです。

以上、ナイキのドーピング事件とプロジェクト閉鎖、CEO交代から学ぶでした。

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