先にも話題としたドリフトキングダムネタです。
86/BRZ、ロードスターはワンメイクレースが開催されていますね。
その車両オーナーはぜひ、ドリフトキングダムの参戦検討をって話です。
なぜなら、ドリフトキングダムには観客がおり一定数のファンがいるので、
少なからず広告効果が期待できます。
じゃあ、どれくらいの効果があるのか?って話ですが、
簡単に効果を見ていきたいと思います。
あくまで外側から見たものなのでご了承下さい。
1.公式WEB…は効果薄そう
最初からテンション下がる話で申し訳ありません。
Drift Kingdom公式ページ
こちらへの掲載については、宣伝効果が薄そうな…
今回、他サイトのデータを分析するツールを使用しましたが、
データ取得が出来ませんでした。
そこで、Googleのキーワードプランナーを使って検索したところ、
「ドリフトキングダム」の検索ボリュームは月間1000~1万程度。
「ドリフト」だと一気に1万~10万ですが、ドリフトは他の競技はもちろん、
ドリフトという行為など含めているので1万が妥当な数字でしょう。
更にページは「イベント」をメインとしており、優勝したらまだしも
一参加者に対しての宣伝効果は非常に薄いと考えられます。
一方で、今見ている人は「ドリフト好き」「キングダム好き」です。
これって意外と重要でして、タレントさんでもテレビはでないけど、
地方営業やディナーショーで儲けてるって話があるように、
固定ファンがいるのはそれだけで収益化も考えられるほどです。
スポンサーさんに対しては「車離れの時代に…」なんて話もできますし、
世の中に「趣味、クルマ!バイク!」ってのは10%程度です。
一般的なメディアに出しても10%かそれ以下しか見ない状況で、
クルマ好きの中で「改造車」とか「ドリフト」になれば更に割合が下がります。
そんな中、99.9%が「ドリフト好きです!」ってのは非常に貴重でして、
「ドリフト」「改造車」をターゲットにした商売の方には良い宣伝媒体です。
なお、今年に限定した上で「ドリフトキングダム」に完全一致する
Gooogleの検索結果は約210件。
動画に関してはBestMotoringのYouTubeが上がってきます。
TOP5の動画だけを見ても平均して15,000~18,000再生を稼いでおり、
関連動画を入れると100以上がでてくる状況です。
ただ、一般ユーザーの投稿も含まれるため、詳しくは次で述べますが、
Best Motoringのチャンネルの数字が重要でしょう。
2.SNSは効果大!?Facebook、Twitter…YouTubeがない。。。
会場入場者や公式WEBなんかの何百倍も重要なSNSです。
今回はあくまで「公式SNS」を前提に見ていきましょう。
まずはFacebookページ。
( https://www.facebook.com/driftkingdomjapanseries/ )
ページに対する良いねが6,543件、フォロー数が6,671人です。
6月の投稿を見てみると…
◯投稿件数:7件
6,671 ✕ 7 = 46,697
◯いいね! 1,156件
1,156 ✕ 100※ = 115,600
◯シェア 96件
96 ✕ 100※ = 9,600
※外部調査によるFB平均友達人数は約100人
といった感じになります。
という事で、公式ページ周りだけでも、
20万ほどのインプレションが発生していると考えられます。
実際にはコメントだってありますし、平均100名の友達は
あくまで「FB全体の平均」であり「アンケート」ですからね。
現在もアクティブなユーザーであると考えると、
それ以上の方もいるかも知れませんし、ドライバーなど
「著名人」となればその拡散力は平均より圧倒的に上でしょう。
この数字はスポンサー資料に載せるといいですよね!
お次はTwitter。
( https://twitter.com/DriftKingdomjpn?lang=ja )
フォロワーは1,593名。6月の投稿を見てみると…
◯投稿件数:8件
1,593 ✕ 8 = 12,744
◯いいね! 387件
387 ✕ 160※ = 61,920
◯リツイート 142件
142 ✕ 160※ = 22,720
※外部調査によるTW平均フォロワー数は約160人
ツイッターの方は合計で約10万インプレッション程でしょうか。
コチラも「平均値」を使っておりますのであしからず。
最後にYouTubeですが、公式アカウントがなく、
BestMotoringのアカウント内に「ドリフトキングダム」がありました。
2019年に限って言えば動画は合計で10本ありました。
合計再生数は174,332となっております。
なお、ベストモータリング自体のチャンネル登録者数は37万人で、
DVDも販売されているので、20万と思えば良いのではないでしょうか。
ちなみに、私はYouTuberをカメラマンにすべきだと思ってます。
合計するとFacebookで20万、Twitterで10万、YouTubeで約20万です。
合計で50万(人とは言い難いですが…)にアプローチしているのがわかります。
これはあくまで公式周りの数値ですから、見に来ている方や参加者の
SNSなどを追加していけば更に数字は大きくなっていきます。
くどいようですが、ここにYouTuberを入れてみましょう。
例えばチャンネル登録2万人の方が10名やってきたとします。
予選と決勝などで動画を2本アップし、チャンネル登録者の50%が見ると…
20,000 ✕ 10 ✕ 2 ✕ 50% = 200,000インプレッション
※わかりやすいように単位は「インプレッション」にしました
なんと、YouTuberで公式のFacebookやYouTube並に稼ぎます。
しかも、今までレースに触れたことがない方が見る上に、
YouTuberに対する信頼もあるため、好意的なユーザーが多くなります。
正直、選手単位で「自分のを撮って!」と契約するのもありなんじゃないかと…
3.会場にもお客さんがいる
86やBRZ、ロードスターのワンメイクは、単独開催だとほぼ観客ゼロです。
ブランパンとの同時開催を見ましたが、ほんと数えるほど…
なんならブランパンのスタッフの方が多いほどでした。
そのスタッフはブランパンに向けて忙しくしてて見てませんしね…
もちろん、スーパーGTなどの併設ならお客さんがいますが、
どうしても「オマケ」「前座」感が否めません。
ただ、今回のドリフトキングダムは「エキシビション」であり、
イベントの中でも重要なものの一つになりますので、
スーパーGT以上に「興味」は持ってもらいつつ、
その上でワンメイクの単独開催よりお客さんが来るわけです。
なお、最近はありませんが、ドリフトマッスル時代の観客数だと、
土日合わせて数百名程度の入場だった記憶です。
4.費用がほとんどかからないのに差別化
個人的に「出るべきだ!」と思う部分はここにもあります。
そもそもエキシビションのためハードチューンが不要で、
ワンメイクレースのままでもいけるんじゃないかというレベル。
もちろんタイヤにオイルといった消耗品はかかりますし、
参加費やスタッフの人件費だって必要になります。移動費だって。
ただ、専用マシンを作ることまで考えたらハードルは低く、
その割には「注目のイベント」として扱われているのが現状です。
また、86/BRZなんかを見ると思いますが、
本当に多くのディーラーが参戦しております。
一方で、現段階でドリフトキングダムに出れば「少数派」です。
上記のように50万インプレッションを稼ぎ出す環境で、
「少数派」となり「目立つ」のがどれだけ効果的か…
しかも、専用マシンなどを作るような費用負担がないんです。
個人的に、これを逃す手はないと思いますし、
なんだったらひましてるドライバーに
「ワンメイク車両持ってるチームにクルマ借りに行け!」と言いたい。
最後に…
最後にスポンサー向け資料作成に関する話です。
SNSの数値は自分のサイト、アカウントなら簡単に出せますが、
外部となると有料のツールを使うか、泥臭い作業が必要です。
ちなみに、今回は「手作業」で計算しました。
面倒くさいでしょ?
はい、実はアスリートさんからも「面倒くさい」と言われます。
また「そんなの企業じゃないから無理!」とも言われますが…
そんな事言ってるからスポンサーが付かないんですよ。
この数字を出して資料を提出するとスポンサーさんは
「個人なのにすごいね!」とか「(大手の)代理店みたい!」と喜びます。
でも、広告費用は大手の100分の1や1000分の1なんですよ?
だから個人アスリートでもスポンサーが付くんです。
イベント自体の入場者が数百人でも、スポンサーが付くんです。
「なるほど!」と思った方は、ぜひ数値をまとめて下さい。
更にここへ「個人のSNS等」を数値化して加えてくださいね。
以上、86/BRZ、ロードスターのワンメイク参加者が
ドリフトキングダムのワンメイクに出るとどれだけ美味しいかという
お話と、最後少し資料作成のお話でした。
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