マクラーレンのパートナーであるmidmazeが、
長期的な契約を結んだと発表しました。
【マクラーレン】脳科学技術の米国企業マインドマゼと長期契約 安全に関する技術開発
元々は2019年のIndy500挑戦の際に契約をしており、
先日のマクラーレンのスポンサー分析でも紹介しております。
今回、この契約が長期的なものとなり、
なおかつIndy500だけでなくF1にも拡大するということです。
マクラーレンはeスポーツチームもありますし、注力しています。
mindmazeはその分野でも活躍してくれるかもしれませんね。
なお、mindmazeはユニコーンとしても有名です。
前回の記事で「スイス」と御紹介しておりましたが、
どうやら本社がアメリカに移動したようで…失礼いたしました。
mindmazeの日本語の記事はコチラをご参照ください。
ユニコーンもF1のスポンサーになる時代
ちなみに「ユニコーン」とは金融経済用語の一つで、
企業価値が10億ドル(約1,100億円)以上の未上場企業です。
他にも起業から10年以内や、テクノロジー企業といった
条件が付いてきますが、後者二つはあいまいな時もあります。
代表的な企業はUberやAirbnb、中国のDidiなどがあり、
2019年4月時点では世界に335社存在すると言われています。
最も多いのがアメリカの151社で次は中国の82社、
なお、日本では2社と言われておりますが、
起業文化の違いや、日本は小規模で上場できる市場があるなど、
その環境の違いも指摘されたりしています。
さらに余談ですが100億ドル以上の企業はデカコーン(Decacorn)、
1000億ドル以上の企業はヘクトコーン(hectocorn)と呼ばれます。
リーマンショック…約10年以上前までは、
上場企業が「お金がある企業」の代表格でしたが、
資金の流れも変わり、未上場でも余裕がある企業も増えましたし、
社会問題に注力した企業も増えてきていますので、
未上場ながら大口のスポンサーを獲得するのも不可能ではないでしょう。
一方、Airbnbなどはネット広告に注力をしており、
F1やサッカーW杯など大規模なスポンサーをしていないのも現状です。
先にも挙げたように「効率的な広告」が他にあることが、
大規模なPRや不特定多数へのPRへ向かせないのかもしれません。
スポンサー契約のリリースや、企業情報を見ると、
さまざまなニーズが見えてくるので面白いですよね。
以上、マクラーレンとmindmazeがF1でも長期契約へという記事でした。