グリコ・Pockeyがeスポーツに参入」のニュースから学ぶ

eスポーツ

先日、江崎グリコ株式会社がeスポーツに参入するという

プレスリリースが出ておりましたのでスポンサー事例としてご紹介します。

事例を見ながらアスリートやスポンサー側が学べることをまとめています。

Pockyが遂にeスポーツに参入 PockyとStreet Fighter Vのグローバルコラボが初めて実現『Pocky K.O. Challenge』始動

Pockyが遂にeスポーツに参入 PockyとStreet Fighter Vのグローバルコラボが初めて実現『Pocky K.O. Challenge』始動
江崎グリコ株式会社のプレスリリース(2019年11月18日 11時30分)Pockyが遂にeスポーツに参入 PockyとStreet Fighter Vのグローバルコラボが初めて実現『Pocky K.O. Challenge』始動

モンスターハンターやストリートファイターで有名な

カプコンと協力し「ポッキーKOチャレンジ」を開催するようです。

詳しい内容はリリース及び、動画を御覧ください。

eスポーツ参戦というよりPR企画の一つ

リリースをご覧頂くとわかりますが、

eスポーツチームを結成したり、専用のゲームを持つわけではなく、

ストリートファイターに「ポッキーエディッション」を用意し、

Street Fighter VのNo.1の座を競い合う「CAPCOM CUP 2019」の会場内で

遊べる機器を設置し、自由にプレイできるようにする他

プロ選手によるポッキーKOチャレンジを開催したり、

そのチャレンジの様子をSNSへ投稿したり、専用商品の販売をする様子。

「eスポーツに参戦」というと、やはり競技に参観のイメージですが、

こういう形での参加もありなのだと言う一つの例でしょう。

これなら自社でゲームを持ったりチームを保有したり、

はたまた大規模なイベントを開催する必要はなく、既存PRの延長です。

話題はゲーム業界メインで、外には広がらず!?

では、ニュースではどれくらい広がったのか?

Googleで「Pockey K.O Challenge」で検索をしてみると

4ページ(40件)ほど出ますが、半分程が当該のニュースで、

それ以外はニュースのキュレーションやリンク集、無関係なものです。

更に、ニュースメディアも一部抜粋などがあるので、

大まかに10~12サイト程度に掲載された状態です。

ちなみに、Googleニュースを使うとこんなのも見れます。

PockeyKOchallenge_StreetFighter5のニュース
PockeyKOchallenge_StreetFighter5のニュース

上記以外にもエキサイトニュースや、Yahooニュースもありますがイマイチ…

主にはゲーム系メディアが記事化し、それ以外はリリースの掲載レベルです。

ちなみに、Yahooニュースのコメントは1件、はてブは2ユーザーで、

Twitterに至っては他のキャンペーンが話題になっている次第です。

ポッキーがeスポーツに参入! 「ストリートファイターV」とのグローバルコラボ「Pocky K.O. Challenge」始動

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00000067-impress-game
『江崎グリコの「ポッキー」がe-Sportsへ本格参入!『ストV』とコラボした「Pocky K.O. Challenge」を開催―体力ゲージを“Pocky比率”にして勝利を目指す | インサイド』へのコメント
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アスリートの方はこうやって「掲載先」を探してください

さて、アスリートの方がここから学べること…

は「お菓子メーカーも話題性のためeスポーツに参戦する」って事と、

今回やったように「Google検索」「SNS」への掲載状況を調べることで

「自分の活動、こんなに話題ですよ!」とまとめられると言うこと。

特にメディアに掲載されると転載されているケースも多く、

「Aメディアの取材を受け、B、C、Dに載りました」と言えたり、

「Twitter、はてなブックマークでは一時トレンド入りしました!」とか

「Googleトレンドを見てください!」と言えるわけです。

※グリコさん、今回のイベント名はGoogleトレンドにデータ出ず。。。

また、YouTubeの動画などが伴う場合は再生数はもちろんのこと、

コメント数やコメントする人(国籍、言語)、チャンネル登録者数も参考に、

どれくらいの方に見ていただけるかというのをアピール出来ますし、

YouTubeの場合は説明部分が変更出来るので

「スポンサー契約頂ければ、この動画の部分にURLと共に記載します」と

いう案内だって出来ることでしょう。

企業さんは「流行り物」に乗れば成功すると思わない事

企業様にお伝えしたいのは、今回のリリースの失敗に関してです。

いや、現状「失敗」といえないかも知れませんが…

ツイッターでもはてブでも話題にならず、ニュースもゲームメディアのみ。

その他はリリースだせば絶対掲載するサイトだけです。

後者の「絶対掲載するサイト」はプレスリリース専用のエリアがあり、

なおかつ「所定の業者から出たのは全部掲載」するので瞬時に情報は埋もれ、

なおかつごくごく一部の人しか見てないので注意が必要です。

これを「◯億PVのサイト(ページ全体)に掲載」と宣伝するケースもあり、

いざ有料サービスを利用してもアクセスが対して伸びない一方で、

営業リストを作る業者やクローラーが巡回しているので、

リリース出した翌日から営業電話かかりまくりってのはあります。

個人的には今回の「ポッキーKOチャレンジ」は少々弱かったというか、

リリースのタイトルで「eスポーツ参戦」はやりすぎかと。

この手の「タイトル詐欺」みたいなリリースは嫌われます。

だったら「会場にストリートファイターポッキーエディッション登場!」とか

ストリートファイターの初期のキャッチでもある

「俺より強い奴に会いに行く」にかけて「俺より強いポッキーに会いに行く」

など「ナンノコッチャ?」とアクセスを集めるほうが良いかと思います。

ただ、これらもやはりユーザー向けの内容であり、

記者向けのリリースなら「カプコンとコラボし、ポッキーver登場」とか

固くても確実に内容を伝えるリリースタイトルが必要だと思います。

このあたりは別ブログやnoteをご参照ください。

http://adwords.atlas.ac/GooglePartners/
経営の人(PRの人)|note
主に中小のPRコンサルをしていたのですが…企業の代表へ。 主なものは①プレスリリース、②GoogleAds、③SEO/MEOとなります。MEOは言葉が出来る前からで5年以上の実績はあります。趣味でアスリートのスポンサー付けをしています。

とりあえず言えることは、タイトルで期待させすぎないこと。(記者向けなら)

ユーザー向けならもう少し話題性を持たせることだと思います。

もちろんこの後爆発的にヒットするかもしれません、その際はごめんなさい。

ただ、現状見る限りは「話題になってない」のが素直な意見です。

以上、

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