先にフォーミュラeの記事を書いており、
気になったことがあり別で調べてみました。
気になったのは参加チームとマニュファクチャラーの数、
そのマニュファクチャラーに占める自動車メーカーの割合。
そして、ドライバーの参戦数とフル参戦の割合です。
フォーミュラeは「副業」?兼任ドライバー50%
先程の記事でも出したのですが、
フォーミュラeのドライバーは約半数が兼任でして、
フル参戦しているのはだいたい50%程度(昨シーズンまで)。
まずドライバーの副業率を見てみましょう。
フォーミュラeフル参戦ドライバーの数
・2014-15 : 全36名中、12名 約33%
・2015-16 : 全26名中、14名 約53%
・2016-17 : 全27名中、14名 約51%
・2017-18 : 全26名中、15名 約57%
・2018-19 : 全25名中、19名 約76%
引用元:wikipedia及び、公式サイト
わかりやすいようにグラフ化しました。
左のオレンジがフォーミュラeに参戦するドライバー数、
右の山吹色がフル参戦するドライバー数です。
二つのグラフが並ぶほど「フル参戦率高い」といえ、
グラフに差があるほど「フォーミュラeは副業」と言えます。
概ね、フル参戦のドライバーが全体の50%程度です。
なお、2018-19年はフル参戦が大幅に増えており、
一方の初年度はわずか3割程度…みんな副業です。
これは、フォーミュラeが出来て間もないカテゴリーであると共に、
皆さん別でレースをされていて、フォーミュラeの日程が
開いてると参戦されている「副業」ではないかと考えました。
副業にされる理由はおそらく「お金」でして、
フォーミュラeフル参戦で付くスポンサーの契約金と、
年間参戦の経費の割が合わないと考えられます。
では、2018-19シーズンは何が変わったのか?
おそらフォーミュラeに関する広告が変化し、
ドライバーが安定して稼げるようになったんでしょう。
またチーム数にも影響があったのではと思い調べました。
チーム数はほぼ横ばい
個人的には当初はチームが乱立しており、
その後チーム数が減ることでドライバーが安定したと
考えておりました。
が、違いました。
青が参戦チーム数、オレンジが参戦ドライバー数です。
2018-19シーズンに1チーム増えておりますが、
基本的に参戦チーム数は安定している状態です。
しかしながら、ドライバー数は減っている。
この「減っている」は単純に出走者が減るのではなく、
年間おを通じて乗るドライバーが増えている状態です。
2014-15に関しては3割しか全戦参加していないのは
先にも記載したかと思います。
では、どこに変化があったのか?
可能性があるのは2015-16シーズンより導入された、
マニュファクチャラーと、2016-17からの傾向にありそうです。
年々増える世界的自動車メーカー
フォーミュラeをご覧の方はよーく知っているかもしれませんが…
2015-16シーズンよりマニュファクチャラー制度が出来、
当初、市販車を出すメーカーが参加しました。
ネクストEVやマヒンドラなど、地域限定の自動車メーカーはもちろん、
ルノーのモータースポーツ一部門や、シトロエン、マクラーレンといった
世界的に販売するメーカーも参戦します。
上記はフォーミュラeの参戦チーム(青棒)に加え、
参戦マニュファクチャラー(灰棒)と、
世界展開をする市販車メーカー(折れ線)のグラフです。
2015-2017に関してはルノーはモータースポーツ部門での参加ですが、
2017-18シーズンよりルノーでの参加となります。
また同シーズンよりアウディが参戦し、
2018-19には日産とBMWが参戦し話題となります。
2018-19シーズンに関して見るとジャガーこそ不安定ですが、
DS(シトロエン)、アウディ、日産、BMWに関しては
年間を通じて参加するドライバーのみで構成されております。
来年以降は安定化!?チームも人も育てる時代か
先日終了した2018-19シーズンはドライバーが安定化しました。
今年から始まる2019-2020シーズンはまだわかりませんが、
今後はドライバーは固定化され、副業が減るのではないかと思います。
また、メルセデスベンツがEVを市販化しましたので、
マヒンドラとの契約ではなく正式にメルセデス・ベンツで参戦するかも!?
個人的にはテスラやフィスカーにも出てきて頂きたいですが、
技術はもちろんFIAとの兼ね合いもあるんでしょうね。
また、世界的な自動車メーカーが参戦するのは
一定の広告効果や技術開発現場としての価値があるということで、
今後は一般企業の宣伝の場としても魅力的になるかもしれません。
以上、
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